「情報処理学会論文誌:コンシューマ・デバイス&システム」(CDS)

論文誌CDSトランザクション編集委員会
(委員会構成母体: コンシューマ・デバイス&システム研究会)

このページは「情報処理学会論文誌 コンシューマ・デバイス&システム」へ投稿される方々への情報提供を目的にしています。CDS研究会の開催案内等は、研究会ホームページで御確認下さい。

情報処理学会論文誌 コンシューマ・デバイス&システム(論文誌CDSトランザクション)は、情報学広場の論文誌(トランザクション)から閲覧できます。




1. 対象とする分野

本論文誌は、情報家電、コンシューマ・デバイスのネットワーキング、連携技術、管理技術およびそれに関わるセキュリティ技術に関する研究を産学問わず広く対象とするとともに、デファクト化、標準化活動、およびデザイン、設計思想も含め、コンシューマ・デバイス&システムに関する技術者の相互情報交換の場を提供することを目指します。

対象とする分野は、産業界の研究者だけでなくシステム開発者にも興味ある内容となる事が予想され、本論文誌を通して産業界からの学会活動活性化に繋げます。このため以下の4つのテーマが設定されています。

(1) コンシューマ・デバイス論文
(2) コンシューマ・システム論文
(3) コンシューマ・サービス論文
(4) 研究論文

主な研究分野として以下があります。

コンシューマ・デバイス、コンシューマ・システム、コンシューマ・サービス、Internet of Things(モノのインターネット)、エネルギー管理(HEMS/BEMS、スマートグリッド)、スマートホーム、スマートメータ、デジタルサイネージ、インタラクティブTV、ホームヘルスケア、コンシューマ向けゲーム機、ソーシャルメディア、ウェアラブルデバイス、スマートシティ、パーソナルデータ、コンシューマ・システムを支える基礎技術

2.編集方針

本論文誌は、コンシューマ・デバイス&システム研究会(CDS研究会)での発表と論文誌投稿が密接にリンクされている点に特徴があります。原則として、CDS研究会で発表した論文が、本論文誌への投稿対象となります。

本論文誌に掲載する論文は、コンシューマ・デバイス論文、コンシューマ・システム論文、コンシューマ・サービス論文、および研究論文の4種類とします。どの種類であるかは、著者自身の指定によって決まります。

企業の技報等に掲載されたコンシューマ・デバイス&システムの最新技術がわかる内容の論文も歓迎します。 

また、システム動作等を撮影した動画などのマルチメディアコンテンツも、付録として評価の対象にします。

3.査読基準

査読基準につきましては、基幹論文誌編集委員会の「論文査読の手引き」(1998年5月 改訂版)に原則的に従ったものとします。以下の視点をより重視することで、本論文誌の独自性を出します。

(1) コンシューマ・デバイス論文:実践的なコンシューマ向けデバイスに関する論文
(2) コンシューマ・システム論文:コンシューマ向け新サービスを実現したシステムに関する論文
(3) コンシューマ・サービス論文:コンシューマ・デバイス&システムを利用したサービスやそれを実現するソフトウェアに関する論文
(4) 研究論文:コンシューマ・デバイス&システムに関係する一般的な学術論文

(1)、(2)、(3)の論文は、以下を査読基準として評価して採録を決定します。

 ① 市場への影響度(5段階評価)
  5 既に製品化され社会で利用されている
  4 製品化を目指した試作レベルで評価されている
  3 試作レベルで検証されている
  2 機能試作で評価されており、システム全体での評価に至っていない
  1 アイデアレベル

 ② システムの完成度(5段階評価)
  5 既に製品化され社会で利用されている
  4 製品化を目指した試作レベルで評価されている
  3 サービス試作レベルで検証されている
  2 機能試作で評価されており、システム全体での評価に至っていない
  1 アイデアレベル

 ③ サービスまたはシステムの新規性(5段階評価)
  5 新規のサービスまたはシステムで社会全体に与える影響が大きい
  4 新規のサービスまたはシステムで特定の領域に与える影響が大きい
  3 新規のサービスまたはシステム
  2 従来のサービスまたはシステムの改善程度
  1 従来のサービスまたはシステムと同程度

 ④論文としての信頼性・了解性(5段階評価)
  5 極めて優れている
  4 優れている
  3 採録可能なレベル
  2 採録とするにはやや劣るレベル
  1 採録に値しないレベル

また、(4)の論文は、 以下を査読基準として評価して採録を決定します。

 ①新規性,②有効性,③信頼性・了解性(各5段階評価)
  5 極めて優れている
  4 優れている
  3 採録可能なレベル
  2 採録とするにはやや劣るレベル
  1 採録に値しないレベル

4.投稿手続き

(1) 論文投稿を希望する方は、通常はまずCDS研究会での発表申込をして下さい。発表申込の際に、本論文誌への推薦希望を明記してください。
なお、DICOMOシンポジウムを始め、CDS研究会以外のイベントで発表された論文も、論文募集の対象とすることがあります。詳細は各号の論文募集において提示します。

(2) 研究会発表後に、2週間程度でCDS研究会運営委員会が本論文誌への投稿に向けての評価をS, A, B, Cの4段階で判定し、通知します。

(3) S、AまたはBの評価を受けた論文は、通常研究会開催の翌月末を締切として論文募集される号に投稿できます。修正に時間を要するなどの理由で研究発表の直後の号には投稿が間に合わない場合でも、通知から12か月以内(ただし,第25回CDS研究発表会以前に評価を受けた論文は10ヶ月以内)を締切日として論文募集される号への投稿が可能です。いずれの号に投稿される場合も、評価に添えられるコメントを参考にして論文を修正し、その号の論文募集で指定する締切日までに投稿して下さい。S評価を受けた論文が投稿された場合は、CDS研究会からの推薦論文として扱います。

(4) 推薦論文として承認を受けた論文の著者は、推薦論文の投稿締切までに投稿できないか、または有効期限後に投稿したい特段の理由があるときは、その理由と延長希望期間を添えて投稿締切の延長を申請することができます。論文誌CDSトランザクション編集委員会は、審議の上、理由により相応期間の延長(最長1年)を認めます。

(5) 論文誌CDSトランザクション編集委員会において投稿された論文の査読を行い、1回までの照会(条件付き採録の場合)を経て、採否の判定をします。

(6) 条件付採録と判定された論文は、著者通知メールに記載された回答期限までに改訂版論文および回答文を投稿して下さい。回答期限を過ぎて提出いただいた場合は、新規の投稿論文となりますのでご注意ください。なお、論文誌コンシューマ・デバイス&システム編集細則第9条第9号に従い、回答期限までに投稿できない特段の理由があるときは、回答期限までにその理由と延長希望期間を添えて再投稿期限の延長を申請することができます。編集委員会は、審議の上、理由により相応期間(最長5週間)の延長を認めます。ただし、延長が認められた場合、当該論文が採録された場合の掲載は次号送りになることがあることをご了承下さい。

(7) 採録と判定された論文は、最終原稿の締切までに入稿してください。なお、本論文誌では、CDS研究会との連携のため、掲載される論文について、最終原稿の入稿時点で第一著者がCDS研究会の会員であることを要件としていますのでご理解ください。

(8) 不採録と判定された場合でも、CDS研究会運営委員会の評価(S、AまたはB)を受けてから12か月以内(ただし,第25回CDS研究発表会以前に評価を受けた論文は10ヶ月以内)を締切日として論文募集される号への再投稿が可能です。ただし、投稿可能期間を過ぎた場合は、再度、CDS研究会での発表を申し込み、本論文誌への推薦を希望して下さい。

5.その他

論文募集は通常年3回行います。論文募集スケジュールこちらをご参照ください。

上記に述べるほか、論文誌CDSトランザクションの編集の詳細については論文誌コンシューマ・デバイス&システム編集細則を参照ください。

CDS研究会の運営方法は、研究会のホームページをご覧ください。発表会の予定や発表申込に関する情報がこのホームページに含まれています。

cds-trans/trans_info.txt · 最終更新: 2019/09/13 04:11 by edit
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